イタリア随一のパスタの町、グラニャーノ。町の中心を貫くローマ通りに洗濯物さながらパスタの天日干しが旗めいて古き良き時代から100年、このパスタの町もすっかり様変わりしました。2度の世界大戦後、パスタ産業の中心が北イタリアに移る一方、カンパーニア一帯を襲った1980年の大地震で、多くの小さなパスティフィーチョは廃業に追い込まれていきました。商業化の荒波の中では、いつしか名の知れた商号(のれん)は売買されるようになり、グローバル化の今日、国外の資本に牛耳られつつあります。
そんな中、未来のグラニャーノのために、生まれ育ったこの町に根付いた「僕らのパスタ」を作るために生まれたのが、この「イル・ムリーノ・ディ・グラニャーノ」です。グラニャーノのパスタの名声を高めた伝説的ポアスタイオ(パスタ職人)を祖父に持つラッフェエーレ・ファエッラを中心に、生まれ育った教区の教会で出会った5人の若者たちが立ち上げたパスティフィーチョ(パスタ工房)です。資金面の困難は想像を絶するものでしたが、教会の後押しもあり、金融機関の融資を得て2015年にスタートしました。
夢と希望には満ちているとは言え、パスタ製造の現場に立ったこともない5人ゆえ、経験もノウ・ハウもありません。とは言え、そこは、それぞれパスタに一家言を持つグラニャーノっ子だけに、伝統とテクノロジーを融合させた現代的なアプローチでパスタ製造に取り組んでいます。セモリナのクオリティ、乾燥方法はもちろん、練り込み時の温度、鋳型を流し込む際のスピード(圧力)まで、細かなディテールの」を重視し、それらすべてを数値化したパスタ製造です。グラニャーノに伝えられた知の蓄積をインプットし、パスタとしてアウトプットしていると言い換えてもいいかもしれません。そう聞くと、何から人間味に欠けるような気がしますが、出来上がったパスタは堂々たる本格的な質感に仕上がっています。
「イル・ムリーノ・ディ・グラニャーノ」のパスタはすべてIGPグラニャーノの認証を得ていますが、こちらは有機認証も付いたオーガニック・ラインです。プーリアの共同組合が栽培した有機セモリナを原材料にし、低温でゆっくり乾燥させたパスタは、エッジの効いたフォルム、やや黄色味帯びた色味で、目に鮮やかな美しさ。味のクオリティも一級品、ぜひ多くの方にご賞味いただきたいパスタです。
(文章は輸入元の資料より抜粋)
こちらのリングイネは幅4mm。ペスカトーレやクリーム系など濃いめのソースに良く合います。標準茹で時間は16分。芯が残らない状態までしっかり茹で切るのがポイントです。
品名 | マカロニ類 |
原産国名 | イタリア |
内容量 | 500g |
原材料名 | デュラム小麦セモリナ |
賞味期限 | 2026年6月5日 |
保存方法 | 直射日光、高温・多湿を避けて保存して下さい。 |