はじめにジョージアワインについて
ジョージアはロシアの南、トルコの北に位置する国で、西は黒海に面しています。アジアとヨーロッパのちょうど境目のような場所にあるこの国は、ワインの国。2017年、ジョージアで8000年前にワインが醸造されていたという痕跡が見つかったと調査結果が発表されました。ワイン発祥の地といわれる国です。首都トビリシの民家の軒先にも、ぶどうの実が重たそうにぶら下がります。
クヴェヴリという伝統的な甕をつかった醸造方法は、2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。土で作られた大きな甕を土の中に埋め、その中でぶどうを発酵、熟成してワインがつくられます。現在ではヨーロッパスタイルのワインも国内でつくられていますが、このジョージアワインはその伝統的なワインづくりを復活させ、自然なつくりでワインをつくろうと集まる生産者たちのものです。
ジョージアではほとんどの家庭でワインが手作りされますが、その延長にありつつ、さらに美味しさを極めるワインです。どことなく優しい温かみがあり、味に丸みがあり、堅苦しくなく、ちょっとワイルド!さらにジョージアには525種類もの土着の品種があると言われます。種類自体が多様で、それぞれがしっかり、とても生き生きと表現されたワインを飲むのは楽しいです。ぜひ一度味わってみてください!
Poliphonia 2022
ジョージアの多声音楽「ポリフォニー」は、大昔から受け継がれる伝統音楽。食事の際にも歌われ、ユネスコの無形文化遺産にも選ばれました。大自然に響くその重厚、壮大な音楽、その名前がついたこのワイン。ジョージアに525種類あるとされる土着品種のうち、200種類以上が入っているフィールドブレンド。西部から東部のジョージア州の白と赤の品種のブレンドです。ワインのブドウ園はTibaaniにあり、珍しい品種が生き残るのを助けるブドウの図書館のような畑です。 ベリーのようにフルーティーで美しい酸味を持つ時もあれば、アニスやレザーの様な独特な風味が顔を見せる時もあります。 自然の偉大さが感じられる、とても複雑で力強く魅力的なワインです。
【ワイナリー紹介】
ジョンは、アメリカ出身の画家で、ソ連在住の頃、彼の絵画は高く評価されていました。1996年に初めてジョージアを訪れた彼は、その2年後にはジョージアへ移住します。2005年の夏、ブドウ畑で絵を描いていると、ワイン農家のゲラに「あなたがここで絵を描くのであれば、私のようにこの葡萄畑に夢中でなければならない!」と夕食に誘われました。これがフェザンツティアーズの始まりです。
フェザンツティアーズは、ジョージアの文化と遺産に対する情熱から生まれました。発酵、醸造は、ジョージアの伝統的なクヴェヴリという甕で行います。クヴェヴリは最古のワイン発酵槽で、考古学的に発見されたのは紀元前6000年前。クヴェヴリは土で作られ蜜蝋が塗られています。地中に埋められることで年間を通して温度が維持され、地球の自然な涼しさで発酵することができます。
彼の絵は具象画で、水彩画のように色を何層にも重ねていく絵画です。繊細で柔らかく心からの優しい愛情に満ちた絵は、まさに彼らしい作品。ワインも繊細ながらさまざまな色が重なり合ったような深さがあります。
品名 | ワイン |
原材料名 | ぶどう(200種以上ブレンド) |
原産国名 | ジョージア |
内容量 | 750ml |
アルコール度数 | 12.5% |
保存方法 | 直射日光を避け、冷暗所で保存 |