品種はサンジョヴェーゼ100%。二つの畑のぶどうを使い、フレッシュで完熟したフルーツが表現されたワイン。プルーンやスミレの香り、軽い口あたりで高めの温度で飲むと甘みがありますが、冷やすとスッキリ。温度帯によって違った味わいを楽しめます。
ぶどうの木は10年(スガレッレの畑)および12年(セルチェトの畑)を使用。 スチールタンクで7日間、天然酵母での発酵。樽の中でアルコール発酵直後にマロラクティック発酵。 古いフレンチオーク小樽で5ヶ月熟成。 重力の力で自然にワインはクリアーに。ボトリングは月が欠けて行くときに行います。無濾過。EUのオーガニック認証を取得しています。
【ワイナリー紹介〜ポデーレ・サン・クリストフォード〜】
イタリア・トスカーナ州グローセットで、ロレンツォ・ゾニン氏は、工学部を卒業後アメリカに渡り、ワインを1から本格的に学び、その中で発酵という奇跡に魅せられワインを造っていくことを決心しました。彼の目的とするワインは「人に感動を与える個性的なワイン」。賞を取る事を目的とするのではなく、心地良く呑めるその土地を感じられるようなワイン。
トスカーナ州・マレンマ地方は、ボルゲリに続くワインの名産地として近年定着してきました。ロレンツォ・ゾニン氏は、長い歴史を持つゾニン家のノウハウと勘で何年も調査を重ね、マレンマで一番美しいと思えるこの土地を選び、サンクリストフォーロのワイン造りを始めた。マレンマは、大きなワイナリーがほとんどと言う中、畑わずか13ヘクタールだが、この土地は海風が持続的に吹くという特徴があり、それによりブドウが健康に育ち、また夏の高温が和らげられます。この風はブドウが完熟し、本来持っている香りを保持するのに不可欠な要素になっているのです。ぶどうの木には水を与えないという過酷な状況の中、根が地下深くまで伸びて、トスカーナの山からマレンマの海まで地下水が流れている。その水だけでそのぶどうが育っています。
カルシウム豊富で粘土質のミネラルを含んだ山からの風で運ばれた物が含まれ、かつ少し砂利が多く、メディオ・インパスト(石炭、砂、粘土からなる)で、スケレートロに富んでいる土地。「粘土質+砂質+泥が多い」この土地は、典型的な砂質または粘土質どちらか、という土地とは異なり、非常に魅力的な土地と言えます。また、畑の周りにはユーカリの木が多く、ユーカリにつく虫とブドウにつく虫とのバランスにより農薬を使わずビオを実現出来、肥料も必要としません。
サン・クリストフォーロは、科学技術に頼らず、ほとんどの作業を人の手によって行います。土や葉っぱを管理し、果実に日光・風を当てながらブドウの世話をする。素晴らしいワインを科学技術に頼らずにつくるには、何より畑、ブドウそのものの質を改良し進歩させなくてはいけません。そのため、セレクションマサールを採用しており、そうして出来たワインは、初めの一口で予備知識は抜きに最大の特徴となるその土地を認識することが出来ます。
代々続くワイン家で育った彼であるからこそ、ファーストヴィンテージから素晴らしいワインを仕上げる事が出来たのであり、これからも土地と自分自身の個性を追求する姿勢は変わりません。
品名 | ワイン |
原材料名 | ぶどう(サンジョヴェーゼ100%) |
原産国名 | イタリア |
内容量 | 750ml |
アルコール度数 | 12.5% |
保存方法 | 直射日光を避け、冷暗所で保存 |